仲介業者は当事者皆さんのご意見を伺います
離婚するご夫婦のご自宅売却
ご夫婦で共有しているご自宅の売却をお手伝いすることになりました。
ご夫婦は離婚を進めるにあたり調停の申し立てをされていて、ご自宅のご売却によって財産分与を行う予定になっていらっしゃいました。
ご主人は一流企業にお勤めで尚且つ難関資格も持っていらっしゃるとても優秀な方です。ただ、ご自宅での態度にはかなり問題があるようで、それが離婚の原因のようでした。
売却活動のご依頼いただくにあたり、当然仲介業者として当事者双方に直接お会いして、ご依頼を頂く契約書の取り交わしをしなければなりません。
ご夫婦別々にお会いしてそれぞれのご意向を伺い、その調整を行うことも仲介業者としての仕事です。
ご購入希望のお申し込みを頂くと・・・
販売活動を行い、お申し込みを頂けました。当初想定していた売却価格を大きく上回る好条件で申し込みいただけましたので、ご主人および奥様へ自信をもって報告させていただきました。
奥様からは快諾いただいたのですが、ご主人が条件面に難色を示されたことにより、お申込みいただいたお客様には少しお時間を頂きたい旨をお話ししてご了解いただき、ご主人との交渉を進めました。
周辺の取引事例を見て頂いたり、市場の動向を分析した内容を説明したりと何度か打合せさせていただき、今回のお申し込みがどれ程良い条件かをご理解いただく事が出来ました。
条件面でのご了解を頂いたら今度は売却代金の分配についてご夫婦双方のご意見が対立してしまいましたが、条件の良いお客様をあまり長い間お待たせしておくことは得策でないことをご理解いただき、それぞれの持分で分配することでご納得いただきました。
その間、お申込みいただいたお客様には定期的に連絡を入れてご不安を払拭していただく努力を欠かさず行いました。
無事に売却が完了し、買主様にとても感謝されました。また、売主様ご夫婦それぞれの代理人弁護士さんから、「癖の強い方を上手く説得してくれて助かりました!!」と感謝のお言葉を頂戴しました。